経済困窮学生への支援
専門法務研究科 2年
私の場合、経済的事情を理由に法科大学院を修了することができるか、学部在学中に何度も考えてしまい、その都度不安や焦りから学修に専念することができないといった状態が続いていました。また、常に節約することを考えてしまい、本来必要である学術書の購入や研究会への参加を避けてしまう傾向もありました。
司法試験に向けた学修に1分1秒でも多くの時間を割きたいと考えていた私にとって、千葉大学SEEDS基金の存在はまさに希望の光そのものでした。経済的な問題を抱え、法曹への道を諦めかけていた私にチャンスを与えていただけたことに、本当に感謝しています。ありがとうございました。
教育学部 4年
美術科における制作活動の材料や道具準備、制作環境を整えるにはどうしても費用がかかります。支援により、自身が以前より経験したいと願っていた木彫制作を卒業制作にて行うことができました。人生にまたとない経験であり、高等学校美術科教員になるにあたって貴重な経験であったと思っております。
そのような機会を得ることができ、加えて教員となるにあたって必要な勉強道具や身の回りのものを揃えられるようになったのは支援していただいている皆様のおかげです。大変ありがとうございました。
園芸学部 4年
この度は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う家計急変者等への奨学金の給付をしていただき誠にありがとうございました。奨学金のおかげもあって、なんとか経済的に立て直すこともでき無事卒業を迎えることができました。
私が4年間しっかりと大学に通いながら、当たり前のように生活ができているのもこのような奨学金制度のおかげだと改めて感じています。給付していただいた分、しっかりと学びそして素晴らしい大学生活を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
人文公共学府 2年
これまでの私の6年間に渡る取り組みの中で、数多くの方が温かくご支援いただきながら活動を進めてきましたが、千葉大学基金からのご支援も、その中の1つです。小中高校、特別支援学校などへのオリンピック・パラリンピック教育の出張授業や、全国を駆け回りながらの数多くのプロジェクトは、その大半が自費でのボランティア活動です。私の家庭は決して裕福ではなく、特に東日本大震災で実家が大規模半壊してからの経済状況は大変困難な中にありましたので、こうした奨学金がなければ、活動を続けることが大変難しいです。千葉大学基金からのご支援には、心から感謝しております。
融合理工学府 2年
博士後期課程において研究活動を行う上で一番の不安要素は経済面でした。しかし、千葉大学基金による支援を賜りまして、経済面での不安点は緩和され、日々研究活動やそれに係る交流会、シンポジウム等へも積極的に参加できるようになりました。そのおかげもあり、複数の研究成果が得られ、そのうちの一つは国際学術論文において非常に高い評価を受けることが出来ました。もし支援が無ければ、当然アルバイト等に従事しなくてはならなかったと考えられ、研究活動も必要最低限しか行うことができず、挑戦的な研究は行えなかったと思っております。この度のご支援、誠にありがとうございました。
人文公共学府 1年
私は、昭和初期の塩田整理に関する法律の制定過程と、法律制定後の塩田整理行政を研究しています。研究テーマの特質により、史資料収集については適宜現地に赴いて行なう必要がありました。
千葉大学基金の援助により、地方の図書館や資料館などへの移動や宿泊、加えて関連文献の購入などが容易になり、研究にとって重要な史資料を幅広く入手することができました。千葉大学基金の援助に心より感謝しています。